| グラント兄弟のスカからルーツへの旅。イイ曲いっぱい! 60年代初めから唄を唄い始めたグラント兄弟は、60年代終わりにはコクソンを始め、様々なプロデューサーのもとで録音し、シングルのリリースを開始。アルバム発売は75年の「RASTA PON TOP」まで待つことになるが、それまでにシングルでリリースしていた曲はたくさんあり、それらを集めたのがこのコンピ盤。切ないオルガンのリフが胸にグッとくロックステディノリの[1]、ノーマンがソロで出した[2]はレスリー・コングのプロデュースによるスカチューン。まだあどけない声が実にかわいらしい。曲を追うごとにアーリーレゲエ期を経て、だんだんルーツグループへと移っていくという、ジャマイカ音楽の歴史のスタンダードな見本のよう。ルーツグループとしてのトウィンクル・ブラザーズしか知らない人は意外かも知れない。しかし常に一貫して、美しい唄を唄う姿勢を崩していないところが、この人たちが支持されるわけなんだろう。スカもルーツも一緒になったこのCDを通して聴けば、スタイルなど関係なく、曲の良さだけでこのグループが好きになるはず。 |